アルマイト(陽極酸化処理)
2019.12.12|お知らせ&ブログ
アルマイトとは、アルミニウムを陽極(+極)で
電解処理して人工的に酸化皮膜を生成させる
表面処理のことです。
【なぜアルマイトは必要?】
→アルミニウムは酸素と結びやすく、空気に
触れていると非常に薄い酸化皮膜を作ります。
この自然に作られる皮膜で保護されているので
一般的に錆びにくく、耐食性が良いと言われます。
しかし、自然につくられる皮膜は非常に薄いので
使用する用途や環境によっては化学反応で腐食
してしまいます。その為にアルミ表面を保護する
表面処理が必要になります。これがアルマイト。
【アルマイト皮膜の特性】
■高耐食 ■高耐摩耗 ■高硬度
■表面特性(すべり性/撥水性/塗装密着性向上)
■電気絶縁性
■装飾性(着色/鏡面仕上げ/梨地仕上げ)
【アルマイトと皮膜】
陽極酸化処理(アルマイト)は、アルミの表面
から上に成長皮膜、下に浸透皮膜というように
上下に成長します。
☆例 アルマイト皮膜が10μだと、アルミ表面
上側(成長皮膜)に5μ 下側(浸透皮膜)に5μとなり
ます。
このような特性を考えながら、製品自体の
寸法値などを開発の際には打ち合わせ等が必要
になってまいります。
ごくごく簡単ではありますが、アルマイトとは
どのようなものなのかを書いてみました。
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